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森かずお遺作展
地元の風物を撮り続けた森かずおの作品展を、彼が生まれ育った沼南の地で開催いたします。
森かずおさんは、たぶん昭和25年頃当時の風早村塚崎に生まれた。たぶんと言うのは、彼が自分のことはほとんど語らず、電話も持たず、周りの人たちの面倒を見続けて逝った人だから。小学生のころ、初めてカメラを手に入れて撮った写真が、村中の藁屋根の民家の写真だったという。生まれ育った風早村、沼南町、柏市、そして東葛地域にこだわって風土の写真を時にはコミカルに、又時代を追い続けて記録を残してくれた。東葛の太子講は田植え前の5月初旬の5日間、白装束で30年以上も講人と一緒に歩き通した。大井の福満寺の境内と竹林で、100点以上の作品を展示した個展は圧巻だった。そんな自然児、森さんの遺作展を彼が生まれた風早の地でやってみたいと、今回の企画展を計画しました。
日時 |
11月2日(水)~11月27日(日) |
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場所 |
中村順二美術館 |
料金 |
無料 |
主催 | |
お問い合わせ |
04-7191-2299(中村勝) |
アーティスト
森かずお
1951年 千葉県東葛飾郡沼南町(現 柏市)生まれ
1967年 親戚のカメラで撮影を始める。
1986年 手賀沼写真コンクール出品
入賞多数(〜2001年)
1999年 第9回ヌーベル文化賞受賞
2006年 第58回三軌会 文部科学大臣賞
2017年 流山市フォトフェスティバル 金賞
2019年 逝去
【森の美術館で2021年3月に開催された「森かずお写真展」の資料から転載】